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 麻生太郎財務相は18日夕、女性記者へのセクハラ発言問題を起こした福田淳一事務次官から辞任の申し出があり、受理したと明らかにした。当面の職務は矢野康治官房長が代行する。

 麻生財務相は記者団に「福田次官から疑惑について引き続き身の潔白を明らかにしたいが、現在の状況を鑑みると職責を果たすことが困難だとして辞職の申し出があり、私はこれを認めることにした」と述べた。

 その後記者団の取材に応じた福田氏は「週刊誌報道は事実と異なると考えており、裁判で争う」としたうえで、「報道が出ること自体が不徳の致すところで、今の職責を全うすることはできない」と辞任の理由を述べた。

 福田氏のセクハラ発言は今月12日発売の週刊新潮で報じられた。同誌によると、福田氏は30代の女性記者に対し、飲食店で「胸触っていい?」などの発言を繰り返したとされる。国会で森友学園の国有地取引問題が論議されていた時期だったという。翌13日には発言の音声データもネットで公表された。

 しかし財務省は16日、福田氏がセクハラ発言を否定しているとの調査結果を公表。さらに各社の女性記者に対し、発言が実際にあったかどうかの調査への協力を要請した。しかしセクハラ被害者に名乗り出ることを求めるような要請に対して、野田聖子総務相が批判。与党からも批判の声が出ていた。