福岡)甘辛人生希望も煮込む「きみしゃんいりこ」芦屋町

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村上英樹
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 福岡県芦屋町山鹿の渡辺紀美子さん(77)と長男公義(きみよし)さん(51)が、いりこのつくだ煮「きみしゃんいりこ」を売り出している。民宿を火事で失い、焼け跡から出てきた鍋での手作り。その味のファンから声援を受け、「地元の味に育って」と親子の夢がふくらむ。

 「さくっとしとるのが特徴よ」。紀美子さんが記者に味見させてくれたつくだ煮は、おせち料理の「田作り」に似ているが甘辛すぎず、ゴマの風味と七味が効いていた。かむほどいりこの濃い味が口に広がった。

 芦屋町で理容師だった1982年、常連客で後継者のいなかった民宿の主人から後を託され、40歳を過ぎて調理場に立った。客の朝食に出したのが、いりこのつくだ煮だった。

 玄界灘に面する芦屋町はかつ…

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