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 大丸松坂屋百貨店が名古屋・栄に新たにできる商業施設への出店を検討していることがわかった。新ビル1棟をまとめて借りあげ、テナントを誘致するとみられる。栄地区では中日ビル建て替えや百貨店・丸栄閉店後の跡地再開発といった動きが加速する中、活性化につながるか注目される。

 新ビルができるのは広小路通と大津通が交わる栄交差点の角地にある「日本生命栄町ビル」跡地。すでに解体工事を終え、新たに日生が地上6階、地下2階建てのビルを建てる。延べ床面積は6300平方メートルで、地下街のサカエチカとつなげる計画。2020年後半オープンをめざす。

 大丸松坂屋百貨店を傘下に持つJフロントリテイリングは、栄地区で松坂屋名古屋店や名古屋パルコを展開。最近は不動産事業も強化しており、東京では複合商業施設「GINZA SIX(ギンザシックス)」や「上野フロンティアタワー」を開業し、好調なテナント収入を上げている。

 名古屋市の商業施設は、JR名古屋高島屋の専門店街「タカシマヤ ゲートタワーモール」や複合商業施設「グローバルゲート」が昨年相次いで開業し、名古屋駅周辺の勢いが目立つ。再開発の遅れが指摘された栄地区だが、中日ビルの建て替えや6月末で閉店する丸栄の跡地利用など開発の動きが出てきている。(細見るい)