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 埼玉県の草加市立病院が国の基準を満たさないまま子宮がんの腹腔(ふくくう)鏡手術を実施し、診療報酬を不適切に請求していた問題で、昨年1月に別の病気で腹腔鏡で子宮全摘手術を受けて今年2月に死亡した女性患者(当時58)の遺族が19日、手術の動画開示などを病院に申し入れたと明らかにした。

 病院は5年間で計69件実施したとしている。遺族の代理人弁護士によると、この女性は子宮がんではなかったため、69件には含まれていないという。

 遺族は病院に、解明まで手術の担当医を在籍させること、第三者の事故調査委員会設置、手術の動画開示などを申し入れた。代理人弁護士は「なぜ厚生労働省の基準を満たさないまま手術が長期間継続されたのか。繰り返さぬよう、しっかり調査してほしい」としている。

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(小笠原一樹)