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 気象庁は22日、群馬県草津町の白根山(湯釜付近)の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から、2(火口周辺規制)に引き上げた。21日夜から火山性地震が増加したため。火口から約1キロの範囲は噴火に伴う噴石の飛散などに警戒するよう呼びかけている。

 白根山から南へ約2キロの本白根山では今年1月、12人が死傷する噴火が発生。気象庁はこれらの山を総称して草津白根山としていたが、先月からそれぞれの山に新たな噴火警戒レベルを設定していた。白根山では1983年12月を最後に噴火は起きていないという。

 草津町によると、白根山の火口から約1キロの範囲に居住者はいないが、立ち入り規制の範囲を湯釜火口付近の半径500メートルから1キロに拡大した。湯釜付近の防災無線を使って避難を呼びかけた。

 また、群馬県は、草津温泉と長野県の志賀高原を結ぶ観光道路、志賀草津高原ルート(国道292号)の約8・5キロについて当面の間、通行止めにした。このルートは20日、冬季閉鎖から約5カ月ぶりに夜間以外に限って開通したばかりだった。

 白根山の南側にある本白根山の鏡池付近の火口では1月23日、噴火による噴石で近くのスキー場で訓練中だった陸上自衛隊員1人が死亡し、隊員やスキー客ら11人がけがをした。