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 米国ミステリー界で最も権威のあるエドガー賞は26日(日本時間27日)、ニューヨークで発表され、ベスト・ペーパーバック・オリジナル部門にノミネートされていた、湊かなえさん(45)の「贖罪(しょくざい)」(英語版)は受賞を逃した。発表後、メディアからの取材にこたえ「残念な気持ちがないと言えばうそになるが、すごく楽しかった。ミステリーを愛する人たちの仲間に入れてもらえたという感じ。アメリカを舞台にしなくても、人間にきちんと向き合えば通じるものがあると実感した」とコメントした。

 湊さんは2007年に「聖職者」で小説推理新人賞を受賞。同作を収めた「告白」が09年に本屋大賞を受けた。16年に「ユートピア」で山本周五郎賞。「贖罪」はある田舎町で小学生の女児が殺され、事件から15年が過ぎたあとも友人だった4人に悲劇が連鎖してゆく長編ミステリー。

 エドガー・アラン・ポーにちなんだエドガー賞はアメリカ探偵作家クラブの主催。日本の作家では04年に桐野夏生さんの「OUT」が、12年に東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」が、最優秀作品賞にノミネートされたが受賞を逃した。

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