【動画】羽生結弦選手が仙台市で祝賀パレード
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 10万8千人が詰めかけた羽生結弦選手(23)のパレードの実行委員会は、約1億9千万円の運営経費が、記念Tシャツなどの売り上げや寄付金でまかなえるとの見通しを明らかにした。余剰金の額や使い道は、今後明らかにするという。

 22日のパレード終了時点で、Tシャツ(2500円)は約8万枚がほぼ売れ、ラバーバンド(2本セットで千円)は1万セットが完売した。寄付金も約2千万円集まった。担当者は「警備の増強などで、前回のパレードより経費が膨らんだが、Tシャツが予想以上に売れた」と話した。

 羽生選手は、宮城県と仙台市に500万円ずつ寄付した。村井嘉浩知事は23日の定例記者会見で、「震災復興に役立ててほしい、との言葉があった。思いを尊重して大切に使いたい」と話した。

 また、パレードの出発式で「だて正夢」など県産のコメ4年分を贈った理由について、「4年後再び金メダルをとるのが正夢になるように、との思いだった。年齢的にはもう1回くらい狙えるんじゃないかな」と話した。(井上充昌)

ボランティアがパレード支える 460人、歩道整理や道案内

 22日のパレードでは、約460人のボランティアも支えた。

 学生ボランティアとして観客の誘導などを担った東北学院大学3年の佐藤公佳(きみか)さん(20)=仙台市若林区=は、テレビなどで見る羽生選手から被災地へ寄り添う気持ちを感じ、「自分も支えたい」と応募した。学内から約100人の応募があり、55人が臨んだ。

 同じ宮城出身で、世界で活躍する同世代の羽生選手を「宮城の希望」と思う。4年前のソチ五輪後のパレードはテレビで見たが、号外が配られ、パネルが飾られるのを見て、街が高揚感に包まれていると感じた。「今回は2連覇。さらに宮城が盛り上がっていくと思う」

 22日は、ごった返す歩道の整理や道案内をした。県外から来た人も多く、「宮城のことを知ってもらえて、復興にもつながったと思う。また4年後に、3連覇して戻ってきてほしい」と笑顔をみせた。(窪小谷菜月、山本逸生)