不在率わずか0.53%、自動運転ロボネコヤマト好評

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 宅配便最大手のヤマト運輸とIT大手のDeNAディーエヌエー)は24日、ロッカー式の保管ボックスを積んだ車を自動運転で走らせ、自宅や職場の玄関先などで荷物を渡す実証実験「ロボネコヤマト」の様子を公開した。昨春から神奈川県藤沢市で続けている。

 この日はまず、市内のヤマトの営業所で集荷した実験用のワゴン車が、運転手のハンドル操作なしで公道を6キロ走った。その後、一般車両を通行止めにした住宅街の生活道路に入ると、運転席に誰も座らない「ドライバーレス」のまま、時速10キロほどでゆっくり前進。路肩に自動で停止し、車両側面のドアも自動で開いた。

 荷物を取りに出てきた客は、ヤマトから事前にスマートフォンに届いた受け取り用のQRコードをロッカーのセンサーに感知させ、荷物を受け取った。

 ロボネコヤマトでは、荷物の配達前に、客がスマホやパソコン経由で受け取りを希望する時間と場所を入力。昨年4月から実験を続けていて、1日あたり20~50件の利用があったという。客が受け取らなかった「不在率」は0・53%と極めて低かった。客へのアンケートでも「好きな時間や場所で受け取れる」「誰ともやり取りせず荷物が受け取れる」と好評で、約半数が繰り返し使うという。

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