吉沢英将、山田暢史
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閉店当日、子どもたちから花束を手渡される武輪知子さん=4月21日、東京都品川区、山田暢史撮影
東京・品川の京急立会川駅のほど近く。駄菓子屋「夢商店」の軒先に3月下旬、武輪知子(たけわともこ)さん(73)は1枚の紙を貼った。
「おばちゃんの体力が追いつかなくなってきています とてもつらくさみしい気持でいっぱいですが 4月中旬頃にお店を閉店させて頂く決心をしました」
店を始めたのは2002年。子ども好きな夫の優(まさる)さんが57歳で退職したのを機に、「ボランティアのつもりで」と勧めてみた。自宅を改装し、約3坪の「夢商店」を開いた。
2人で交代で店に立ったが、子どもたちがなつくのはいつも優さん。学校でいじめられた、親とうまくいかない……。そんな話にも夫は耳を傾けた。だが、16年秋に優さんの肺にがんが見つかり、翌夏に亡くなった。
しばらく1人で切り盛りしてきたが、体もきつくなり、店じまいを決めた。
最後の日となった4月21日。…
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朝日新聞社会部