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 がんと診断されたとき、妊娠できる能力を残すための治療を受けるかどうか。決断も迫られることがあります。患者それぞれの状況や心理状態に応じて助言し、選択をサポートする専門職「がん・生殖医療専門心理士」の小泉智恵(ともえ)さん(49)に実情を聞きました。

がん治療後の妊娠・出産も可能に

 がん治療の内容によっては、子どもを授かるための能力「妊孕(にんよう)性」が低下したり、なくなったりする場合があります。このため、治療を始める前に、精子や卵子を体外にとり出して凍結保存し、この能力を温存する方法が広まりつつあります。生殖機能の保存と言い換えることもできます。

こいずみ・ともえ
1968年生まれ、横浜市出身。臨床心理士、がん・生殖医療専門心理士。白百合女子大学大学院(発達心理学専攻)修了。国立精神・神経医療研究センター、国立成育医療研究センター研究所を経て、2018年1月から聖マリアンナ医科大産婦人科非常勤講師。

 がん治療においてここ数年、子どもを授かる能力の温存が重視されるようになってきました。患者さんからの相談や、生殖医療を専門としない医師らからの問い合わせが増えてきました。

 日本癌治療学会が2017年7月に公表した診療指針は、「がん治療が最優先」としたうえで、主治医らが患者さんに、がん治療によって子どもを授かる能力が低下したりなくなったりするリスクや、がんと診断されても将来の妊娠・出産をあきらめなくてよいことを伝え、生殖医療を専門とする医師を紹介することを掲げています。

 がん治療の内容によっては、子どもを授かる能力に影響が少ないものもありますが、影響の程度は個人のもともとの生殖機能にも左右されます。詳しく知りたい人は、主治医に相談したうえで、がん・生殖医療の専門外来などを受診して下さい。

■どんな選択も尊重、考えた経験…

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