皇居の森の中で、養蚕(ようさん)が行われていることをご存じだろうか。蚕(かいこ)を育て、繭(まゆ)から取れた糸は国賓への贈り物などに姿を変える。明治以降、歴代の皇后が受け継いできた伝統だ。1日、皇居で毎年恒例の「御養蚕始の儀」があり、今年も皇后さまが作業を始めた。

 紅葉山御養蚕所。木々に囲まれた皇居のほぼ中央にある小高い丘に、古風な木造2階建ての建物がある。1914(大正3)年に建てられた養蚕用の施設だ。

 「てのひらいっぱいに蚕をすくい取られる様子を見たときは本当に驚きました」。御養蚕所の主任として皇后さまを支えている代田丈志(しろたたけし)博士(68)はこう話す。大日本蚕糸会の蚕業技術研究所(茨城県阿見町)で品種改良や農業指導に携わり、約2年前に紅葉山御養蚕所の主任となった。以来、高校や大学を卒業したての若い助手4人と共に、皇后さまの作業を手伝っている。

 御養蚕所では3種類の蚕12万…

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