【動画】日光に照らされた池から巨木が伸びる=福岡亜純撮影
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 幻想的な雰囲気が「インスタ映えする」と大人気の「篠栗九大の森」(福岡県篠栗町)。ゴールデンウィーク期間中、警備員が巡回する事態となった。

 元々は九州大の農学部演習林の一部。2010年、17ヘクタールを「森林セラピー」のため一般開放し、町と共同で管理してきた。池を囲んで約2キロの遊歩道があり、約90種の樹木が生い茂る。

 当初の来場者は年間2万~3万人だった。だが昨春、池のほとりのラクウショウ(別名ヌマスギ)という樹木が「神秘的」とSNSなどで話題に。

 昨年度の来場者は13万人を超えた。

 すると、火気禁止なのにバーベキューをする、たばこの吸い殻を捨てる、歩道外に踏み込むなどの「マナー違反」がめだつようになった。バス用の駐車場がないのに大型バスで来て路上駐車し、交通渋滞が起きることもしばしばという。

 このため九大と町が24日、共同で記者会見し、大型連休中は警備員を巡回させると発表。バスでの来場を控え、節度ある利用をするよう呼びかけた。

 三浦正町長は「町外からたくさんの人に来ていただくことは想定していなかった。うれしい限りだが、公園ではなく森。禁止事項の看板が多くなってしまったが、モラルが向上すれば外して、本来の静かな森に戻していきたい」と話した。

 久保千春・九大総長は「地域連携は大学の役割」と閉鎖の意向を否定したうえで、「住民の迷惑にならぬよう、節度ある利用をしてほしい」と話した。(渡辺純子)