[PR]

 名古屋市は25日、新たに3人のはしか(麻疹)感染を確認したと発表した。愛知県内の感染者は計8人となった。沖縄県を中心にはしか患者が急増しており、大型連休を前に、県は「沖縄や海外に行く場合は、はしかの予防接種歴を確認し、2回目を打っていない人は接種を検討してほしい」と呼びかけている。

 市によると、新たに感染が分かったのは名古屋第二赤十字病院(同市昭和区)で働く20代と30代の女性2人と、同病院で受診した同県瀬戸市の20代の女性。いずれも、沖縄旅行から戻った名古屋市の10代男性と、院内で接触した可能性があるという。男性の感染は11日に確認されている。

 愛知県内では、24日までにこの男性を含む5人の感染が判明していた。男性は旅行後、同病院と同県東郷町の小児科医院で受診。ほかの感染者4人は1歳~30代の女性で、それぞれ受診や勤務のためこれらの病院や医院を同じ日に訪れていた。男性から感染したとみられる。県の担当者は「患者の症状は軽く、院外での感染は確認されていない。近く終息するのではないか」と取材に話した。

 感染者8人のうち、1歳女児を含む3人は予防接種を1回打っていた。県によると、1回で免疫を獲得できる確率は95%。2回接種によりほぼ100%になるとされる。

 予防接種歴は母子手帳などで確認できる。免疫を得ているかどうかは、抗体検査で確かめることができる。抗体検査とワクチンの任意接種は、かかりつけ医で受けられるが、原則有料となる。