検察庁の偽HPに誘導 埼玉の女性が146万円詐欺被害
埼玉県警吉川署は25日、三郷市の会社員女性(33)が146万円の詐欺被害に遭ったと発表した。だまされる過程で、偽の検察庁ホームページ(HP)に誘導されたといい、県警は特殊詐欺の新たな手口として警戒を呼びかけている。
署によると24日午前10時半ごろ、警視庁の警察官を名乗る男から女性の携帯電話に「口座が詐欺に使われている」「裁判所から訴状が届く」「罪を犯したのでなければ口座にあるお金を全額振り込んでください」などと電話があった。
女性が男に指定されたURLに携帯電話でアクセスし、氏名を入力すると、東京地検のHPに似た画面になり、女性の実名が入った訴状のようなものが表示されたため、女性はインターネット経由で146万円を指定された口座に振り込んだ。女性の口座がある銀行が不審に思い、女性に連絡して詐欺と発覚した。
県警生活安全総務課によると、県内では3月にも、ほぼ同様の手口で所沢市の女性(41)が350万円をだまし取られたという。
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