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 ロシアには「スペシャルハイウェー」として知られている道がある。広くて、まっ平らに整備された高速レーンで、モスクワ郊外14マイル(約22・5キロメートル)のマツ林にあるロシア大統領ウラジーミル・プーチンの公邸とクレムリンを結んでいる。このスペシャルハイウェーは基幹道路の中央を貫いていて、緊急事態に関する法律で規制され一般車は入れない。ただし、ロシアの富豪や特権階級だけは堂々と、渋滞を避けるために使っている。今日、このレーンに入れることこそがロシア特権階級のステータスシンボルになっているのだ。

 スペシャルハイウェーは、モスクワのクツーゾフスキー通りやノービ・アルバート通りでも、中央レーンとして走り抜けている。まさにスペシャルなレーンだが、そればかりではない。ロシアの他の高速道路と違って、このスペシャルハイウェーには上り車線と下り車線を分離する防護柵がない。高速道路なので、歩行者も怖くて渡るに渡れない。モスクワの警察報告書や交通関係者は「死の基幹道路の一つ」と言い表している。

 警察の報告書によると、スペシャルハイウェーでは2017年だけで少なくとも5人、18年に入ってすでに2人が死亡している。セルゲイ・V・グラチョフは32歳の交通警察官で、2児の父だった。彼は高速道の中央部で車にはねられた。

 なぜ分離・防護柵のない高速道…

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