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 埼玉、栃木、群馬の3県が「3歩で回れる」と、周辺3市町が観光活用に力を入れる「平地の3県境」がさらに歩きやすくなった。公道から境界杭までの民有地約150平方メートルを買収しアスファルト舗装、杭の周りに砂利を敷き詰め、軽やかな「ステップ」が可能になった。

 埼玉県加須市と栃木県栃木市、群馬県板倉町が計約600万円の費用を出し合い、栃木県側からのアプローチ道を2月から整備、黄金週間前に完了した。雨が降るとぬかるんだり、雑草が生えたりと、観光にはふさわしくない状態を一新。3県境を示すプレートをはめ込んだ杭の周りを掘り下げたため、以前よりくっきり目立つようになった。

 埼玉県側の加須市北川辺には、徒歩5分の地点に「道の駅きたかわべ」がある。3県境を訪れる人が増えているのに合わせ、売り場面積を広げる工事を終え、4月初めにリニューアルオープンした。地元の特産物の販売に力を入れ、そばの手打ちの作業を見やすくしたという。

 道の駅には「3県境コーナー」があり、徒歩での道順がわかるようにしてある。順路途中の案内表示も新たに設置した。加須市北川辺総合支所によると、全国には40カ所以上の「3県境」がある。川の中だったり、山中だったりがほとんどで「たったの3歩で回れるのはここだけ」としている。(高橋町彰)