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 江戸中期からの伝統がある県指定無形民俗文化財「出町子供歌舞伎曳山(ひきやま)祭」が4月29、30日、砺波市内であった。地元の小学生が曳山の上で「見得(みえ)」を決めると観客から大きな拍手が湧いた。

 同祭は、全国6カ所に残る曳山子供歌舞伎の一つ。同市中心部の東、中町、西町の3町が毎年この時期、持ち回りで演じている。

 今年は東が当番で、本能寺の変を題材にした「絵本太功記十段目 尼ケ崎之段」と、ユーモラスな舞踊劇「釣女(つりおんな)」を披露。昨年12月から稽古を積んだ小学3~6年生の7人が、あでやかな衣装に身を包み、情感豊かな演技を見せた。

 出町小4年の稲垣耶夢(やゆ)さん(9)は「一生懸命稽古をしたので、本番では自然に体が動いた」。父親の亮仙(あきのり)さん(41)も小学生の時に出演したといい、「地域の伝統がしっかり守られていることがうれしい」と目を細めていた。3日に市文化会館で特別公演がある。(松原央)