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 ふるさと納税の返礼品に市営墓地の「永代埋葬権」を加えた長野県小諸市に、全国から問い合わせが相次いでいる。1人24万円の寄付が必要だが、2カ月半で3組4人から申し込みがあり、市は「予想以上の反響」としている。

 永代埋葬権を得ると、標高約千メートルにある市営・高峯(たかみね)聖地公園内の合葬墓に遺骨を無期限で納めることができる。宗派は問わず、掃除や修繕などの維持管理費は寄付金で賄うので不要だ。

 市によると、2月20日の受け付け開始以来、長野県内や東京、青森、富山、京都などから23件の問い合わせがあった。長野市に住む夫婦は小諸市の担当者の案内で現地を訪れ、「環境が素晴らしい」と2人分48万円の寄付を決めた。70代の夫は「子どもたちは遠方に住んでいるので、墓地の管理が不安だった」と話したという。このほか東京の80代男性、長野県東御市の70代男性から申し込みがあった。

 公園内の同型墓地では、これまでも小諸市外在住者の遺骨を1人7万円で受け入れてきた。24万円は割高だが、寄付の控除額が大きい高額所得者にはメリットがある。「寄付で地域に貢献したい」「ゆかりはないが、信州が好きなので」「墓地の管理で家族に迷惑をかけたくない」と検討中の人もいるという。(土屋弘)