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 レスリング女子で五輪4連覇中の伊調馨選手(33)やコーチに対して、パワーハラスメントを繰り返したとして、日本レスリング協会の栄和人・前強化本部長(57)が告発された問題で、告発状を受理した内閣府公益認定等委員会は27日、栄氏の言動や公益法人としての日本レスリング協会の事業運営を「不適切なものであった疑いがきわめて高い」として、協会に5月末までに報告を求めることを決めたと発表した。

 同委員会は3月から4月6日まで関係者のべ13人、約18時間の聞き取り調査を実施。同協会の第三者委員が認定したパワハラ行為4件を改めて認めたほか、2012年ロンドン五輪の伊調選手の試合の際、サポート選手が練習場に入れず、その説明が不十分だったことなど5件の不適切な行為について「事実である可能性が極めて高い」とし、協会に対する事実確認などを求めた。

 同協会は今月6日に第三者の弁護士による調査結果を公表し、伊調選手とコーチだった田南部力氏への四つのパワハラ行為を認定。栄氏は同日付で強化本部長を辞任していた。(野村周平)