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 滋賀県近江八幡市の西川新吾さん(60)が自宅庭を大型連休中に一般開放するオープンガーデンが28日、始まった。「花のまちづくり」を目指して今年で10回目。期間中に県内外から3500人を超える来園者が訪れるが、個人で続けるのは限界と、今年で最後にするつもりだ。

 元農水省職員の西川さんは窓などにつるしたカゴに花を飾る「空中花壇」の専門家(ハンギングバスケットマスター)で、花育(はないく)アドバイザーでもある。

 「花はコミュニケーションを生みコミュニティーを育てる」との信条で、2009年の大型連休中に約400平方メートルの庭を開放。以来、毎年この時期に開催すると評判が広がり、個人宅の庭では異例の数の見物客が訪れるようになった。

 昨秋の台風で庭園に大きな被害が出たが、「楽しみに待っている人がいる」と奮起して復旧させた。庭では青や白のデルフィニウム、黄色のモッコウバラ、ピンクのシャクナゲなど約100種の草花が訪れる人の目を楽しませている。

 同市安土町下豊浦のコンサルタント辻朋子さん(50)は「2年前に訪れてからガーデニングに目覚め、今はバラやチューリップなどを育てている。土地に合う花を育てるのは『適材適所』を大切にする自分の仕事とも重なる」と話す。西川さんは「こんな反響があるのはうれしい。今後は私に共感してくれる人と連携した活動をしたい」と話した。

 西川さん宅は同市南津田町293。開園は30日と5月3、4日の午前9時~午後4時半。無料(100円の協力金歓迎)。問い合わせは西川さん(0748・33・3297)へ。(阿部治樹)