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 山梨市は同市観光協会などと協力し、5月中旬にも「山案内人」の制度をスタートさせる。市内の山を訪れる登山客に同行し、安全な山登りを楽しんでもらうのが狙いだ。

 同市北部には甲武信ケ岳(2475メートル)など西沢渓谷からつながる多くの山があり、登山ブームに乗ってガイドの依頼が増えていた。これまで西沢渓谷を案内するガイドの会はあったが、そこから先の山は個人が対応していた。

 こうしたことから市は市観光振興会などとともに山案内人を養成し、登山者に紹介していくことを決めた。山には危険な箇所も多く、山案内人がガイドして安全な登山をしてもらう。リピーターを増やしていくことも狙いの一つ。

 認定された山案内人は30代から70代まで12人の登山愛好家。観光振興会が行った12日間の研修を受けた。ガイドの心得、救命方法などを学んだほか、山での実地講習も受けた。

 案内するのは乾徳山エリア(乾徳山、黒金山)、甲武信ケ岳エリア(甲武信ケ岳、鶏冠(とさか)山、木賊(とくさ)山、破風山)、雁坂峠エリア(雁坂峠、雁峠、白沢峠)。1グループ(5、6人程度)に対し、1日3万円で案内人が登山に同行する。山小屋に泊まる時は案内人の宿泊費も必要。同市観光課が窓口になり、案内人を紹介する。

 山案内人の一人で山梨市観光振興会の雨宮巧事務局長(69)は「厳しい山もあり、組織的に登山者に対応しようと制度をつくった。これからも研修を続け、安全登山に携わる山案内人を育成していきたい」と話している。(田中基之)

冬季閉鎖解除でさっそく観光客

 山梨市の西沢渓谷で29日、山開きと山岳指導所開所式があった。冬季閉鎖が解除され、さっそく県内外から多くの観光客が訪れ、西沢渓谷のハイキングや鶏冠(とさか)山、甲武信ケ岳などへの登山を楽しんでいた。

 同市観光課によると、西沢渓谷には年間約8万人の観光客が訪れている。山開きでは山の安全を願う神事が行われ、紅白の餅が配られた。希望者には西沢渓谷のガイドや森林セラピーの無料体験などもあった。

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