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 平成も残すところ1年。バブル崩壊や大規模災害の一方、ITの発達で世界中の人とやりとりできる時代になった。「国の内外にも天地にも平和が達成される」と願いが込められた時代。それぞれの世代はこの30年に何を感じ、どう生きたのか。

 「あら、お父さんの名前じゃない」。1989(昭和64)年1月7日、埼玉県鴻巣市の自宅でテレビを見ていた平(たいら)洋子さん(76)は思わず声が出た。小渕恵三官房長官(当時)が、翌日からの新元号として「平成」と掲げていた。

 夫は平成さん(77)。「たいら・しげる」と読む。成さんは当時、紳士服卸売会社の営業所長として大阪に単身赴任中。社員全員で新年の抱負を書いていた営業所で、知らされた。えらいことになったなと思ったが、抱負はこう締めくくった。「これからは私の時代。頑張ります」

■バブルを体験、時代…

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