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 東アフリカ・ケニアのナクル湖国立公園(世界遺産)で、フラミンゴの数が激減している。かつては100万羽以上が湖面一帯を桃色に染める世界的な生息地だったが、記者が4月末に訪れると千羽ほどしか確認できなかった。

 ナクル湖は2011年、周辺の湖とともに「グレート・リフト・バレーの湖群の生態系」として世界遺産に登録された。専門家やガイドらによると、20年ほど前からフラミンゴの数が減り始めた。気候変動などの影響で湖面が上昇してえさとなる藻が育ちにくくなったことや、周辺から出る汚水による湖の水質悪化が原因とみられる。

 記者が湖を1周したところ、道路だった場所が水没するほど湖面の上昇が進んでおり、フラミンゴは浅瀬のわずかな範囲でのみ確認できた。ナクル湖にいたフラミンゴは、北に約70キロ離れた同じ世界遺産のボゴリア湖や隣国タンザニアの湖などに散らばっているという。(ナクル=石原孝