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 民進党と希望の党の合流にともなう新党「国民民主党」は、大型連休明けの7日に発足する。失敗の記憶が残る「民主」の名を引きずることに反対して、新たな党名に「新党ゼロ」を提案した希望の1回生議員が、「支持率ゼロ。これが僕らの現実」とうたう自作のプロモーションビデオ(PV)をユーチューブ上に公開した。「自虐」に終わらせまいと、野党の再生に向けて党改革を迫る考えだ。

 「新党ゼロ」を提案したのは、昨年秋の衆院選で初当選した関健一郎(比例東海)、青山大人(比例北関東)、浅野哲(同)、森田俊和(同)、緑川貴士(比例東北)の衆院議員5氏。世論調査で政党支持率が0%台になったこともある党の現状を逆手にとり、「ゼロ」という印象に残りやすい表現を通じて、まずは新党に関心を持ってもらうことをめざした。

 約3分のPVでは、党所属議員らの活動や選挙運動の写真を流しながら、「もう一度、必要とされる存在になるために/つまらないプライドは捨てよう」「ゼロから始めれば、何にでもなれる」などと再起に向けたメッセージを並べた。

 24日の新党協議で「新党ゼロ」の案は採用されなかったものの、提案した意義について関氏は「与党の批判をする前に、まずは自分たちの弱さにしっかり向き合え、ということ。そこが出発点だ」と話し、希望の玉木雄一郎代表に対し、国民目線で党運営や国会対応などに提案を行う1回生議員による組織「ゼロから準備室」(仮称)を新党に設けるよう要望した。

 玉木氏は同日の会見で、「過去のしがらみにとらわれないで新しいスタートを切ろうという思いは新党でしっかりと受け継いでいかないと」と述べ、今後の新党の党運営にいかしていきたい考えを示している。(竹下由佳)