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 中国湖南省の最貧困地区にある警察施設で、幹部らが連日のように酒宴を開き、約半年間で白酒600本(1本=500ミリリットルで80元。総額4万8千元=約80万円)を飲み干した。警察は5月31日、幹部5人が処分を受けたとして、風紀を改めるとする反省文を公表した。共産党機関紙・人民日報が伝えた。

 報道によると、処分を受けたのは安化県公安局。高級酒「マオタイ酒」の産地である約700キロ離れた貴州省まで警察車両で出向き、白酒600本を調達した。警察施設には、高級な個室があり、酒宴は112回開かれたという。90回は上級部門やOBらに対する非公式な接待。残る22回は規則に反して公金を使った飲み食いだった。

 警察関係者の一人は「普通の店で買うと1本200元はするうえ、味も劣る」と釈明。実際、白酒600本を買った2016年の接待費は、前年より15%減少していた。

 警察施設内には「公務による接待では一律飲酒禁止」という注意書きもあったという。習近平(シーチンピン)指導部は公務員の綱紀粛正を指示しているが、地方を中心に徹底されていないとされる。(広州=益満雄一郎)