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 薬草栽培で健康長寿のまちづくりを目指している福井県高浜町に薬草育苗センターが完成し、4月19日に開所式があった。漢方薬の薬草の多くは中国産で、製薬会社の国産への期待は大きい。町は転作作物の主力品目に育てていく方針だ。

 センターは、京都府舞鶴市との境にある青葉山のふもとにある六路谷地区にある。約2900平方メートルの敷地に育苗ハウス2棟や保管庫、加工施設、乾燥場などを備える。総事業費は4975万円で、県と町が半分ずつ負担した。

 町は2015年に東京生薬協会と協定を結び、薬草のゴシュユの栽培に乗り出している。センターは、青葉山の環境保全などの活動に取り組む「青葉山麓(さんろく)研究所」が運営する。

 今後は国の研究機関や協会などから種を分けてもらい、ゴシュユのほか、ハトムギ、エビスグサ、ヤマトトウキなど20種類を栽培。町内の委託農業者十数人に栽培を担ってもらい、京都市の生薬問屋に販売する。

 式には西川一誠知事ら約20人が出席した。青葉山麓研究所の山下暢以知(ちょういち)代表理事は「栽培だけではなく、商品販売までをする6次産業化を見据え、健康社会に貢献したい」と述べた。東京生薬協会の小谷宗司理事は「ゴシュユなど、ここでしか育てられない薬草があり、大きなブランドになるだろう」と話した。

 

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(菱山出)