【動画】30年前に脚光を浴びた「平成地区」で平成時代に感謝する催しが開かれた=山野拓郎撮影
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 平成への改元で一躍脚光を浴びた旧武儀町の平成(へなり)地区(現関市)。平成が残り1年となった1日、道の駅平成(へいせい)で平成時代に感謝する催しが開かれ、子どもたちが「平成」「シイタケ」と声を上げながら舞い踊った。

 平成地区は山間地の小さな集落だったが、「日本で唯一、元号と同じ文字の地名があった」と観光客が殺到。福田尚雄・元武儀町長は「当時のフィーバーはすごかった。(平成が始まった)1月8日に役場にたくさんの人が押し寄せて、日直がてんてこ舞いになった」と振り返る。町には平成ふれあいドームや元号橋、「平成椎茸(しいたけ)すなっく」が誕生し、平成町への町名変更も検討されたほどだったという。

 催しでは、平成の終わりを前にもう一度観光客を呼び込もうと作った「インスタ映え」する写真撮影用の台が披露された。台は地区特産のシイタケの原木ででき、シイタケやカッパをモチーフにしたキャラクターと一緒に写真を撮ることができる。一方、地元の中学生たちは、改元当時のフィーバーを振り返った紙芝居を上演した。

 尾関健治市長は「平成のうちにいま一度足を運んでもらい、30年を思い起こして、ありがとう平成という気持ちになってもらえたら」と話した。来年には、平成最後の日の入りを見る催しの開催も検討しているという。(山野拓郎)