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 奄美大島、徳之島、沖縄本島北部、西表島(鹿児島、沖縄両県)の世界自然遺産への登録が期待されている。今夏に実現の可能性があり、観光シーズンに合わせて美しい自然と動植物の価値を伝えようと、航空会社の動きが活発になっている。

 日本航空(JAL)グループは5月から、奄美群島のPRに力を入れる。記者会見した本田俊介執行役員は「奄美を世界に発信し、島とともに成長していきたい」と意気込む。

 グループによると、毎月326万人(累計)が手にするという機内誌「SKYWARD」の5月号で、奄美大島と徳之島、与論島のシマ唄や人々の暮らし、自然を紹介する。英語記事でも奄美にある国内最大級のマングローブ林やアマミノクロウサギなど希少動物を写真付きで取り上げる。

 10分間の機内ビデオでは、お笑いコンビ「パックンマックン」が体験したマングローブカヌーや大島紬作り、島料理などを流す。飛行時間80分以上の国内上り便で放映し、6~7月には国際線の機内ビデオの一つに追加する。

 5月の国内線ファーストクラスでは、龍郷町のホテル「プチリゾート ネイティブシー奄美」の料理長が監修した夕食を提供する。特産の黒糖の風味がきいた黒豚煮や鶏飯風の茶わん蒸しなどで、島の発酵飲料「ミキ」も添えるという。

 7月に創業35周年を迎える日本エアコミューター(JAC、鹿児島県霧島市)は、奄美群島を結ぶ路線を運航してきた。7月から就航させる徳之島―沖永良部、沖永良部―那覇(沖縄)を活用して、奄美・沖縄の遺産候補地を巡るツアーを用意するという。(外尾誠)