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 食卓の「魚離れ」が進む中、消費量が増加しているサケ。ノルウェーなどからの輸入品も多いが、ここ数年、サケやマスを品種改良した国産の「ご当地サーモン」の養殖に取り組む地域が増えている。きっかけの一つが、7年前の東日本大震災だった。

 体長70センチの魚6匹が、直径4メートルほどの水槽のなかをゆったり泳いでいた。

 淡水魚の研究に取り組む青森県産業技術センター内水面研究所(十和田市)。10年以上に及ぶ改良を重ねた末に生まれた「新サーモン」(仮称)だ。海面養殖と淡水養殖の「良いところどり」の魚として期待されている。

 サーモンの海面養殖は、脂の乗った魚を大量に育てられるが、海水温が高くなりすぎるまでの数カ月しか出荷できないのが泣きどころ。一方、淡水養殖は冷たい水源があれば年中出荷が可能だが、海より養殖場が狭く、サーモンが大きく育つといけすの壁や他の魚と接触して傷つき、病気になりやすいのが難点だ。

 このジレンマを解消しようと研究を重ねた成果が、この「新サーモン」。大きく成長するのに病気には強く、狭いいけすでも育てやすいため、年間を通じて脂の乗ったサーモンを市場に出せるようになると期待が集まる。

 研究所の担当者は「県産のブランドサーモンとして売り出していきたい」と意気込んでいる。

「南に行くほど不向き」常識覆す

 従来は海外からの輸入品が、国内のサーモン市場を押し広げてきた。一方で国産サーモンも味のよさなどを売りに各地で開発が進み、特にここ数年は全国的な広がりを見せている。

 きっかけの一つとなったのが、東日本大震災だ。

 津波で宮城県沖のサーモン養殖…

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