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 米軍三沢基地(青森県)の戦闘機が基準を下回る高度の飛行訓練をしていたことがわかった。機内から撮影した約11分間の動画が4月2日付でインターネット上に投稿され、同基地の米空軍第35戦闘航空団が青森県などの照会に所属機と認めた。青森県は1日、再発防止を申し入れた。

 動画には戦闘機が山肌や湖面をなぞるように旋回する様子や、住宅の形が分かるほどの高度で飛ぶ様子が撮影されている。岩手県運営の高森高原風力発電所とみられる場所では、高さ約80メートルの風車鉄塔より低く飛んでいるように見える。

 日米両政府の合意で、在日米軍は日本の航空法と同じ最低安全高度を尊重することになっている。だが同航空団は最低基準の高度500フィート(約150メートル)を下回る飛行もあったと認め、「全パイロットが日本の航空規制を守るよう適切に対処する」と東北防衛局を通じて青森県や岩手県などに説明した。

 米軍側は具体的な飛行場所や映像が投稿された経緯は明かしていない。岩手県も再発防止の申し入れを検討している。(古城博隆)