写真・図版
[PR]

 思わぬ尿漏れや頻繁にトイレに行きたくなる頻尿といった尿のトラブルに悩む人は、年とともに増える。トラブルが続くと、外出が制限されたり、睡眠が妨げられたりして生活の質が落ちてしまう。改善には、体操や生活習慣の見直しが有効とされる。

 「おなかや太ももに力を入れず、リラックスして。骨盤底筋だけに力が伝わることが大事です」。東京都板橋区の保健所で4月上旬、尿漏れを予防・改善する教室が開かれた。50~80代の女性約20人が参加。保健師から尿トラブルが起こる原因や体の構造について説明を受け、尿道などを支える骨盤底筋を鍛える体操の仕方を学んだ。

 この教室は区の主催で月1回のペースで開かれている。参加した女性(62)は「ここ1~2年、我慢できずに尿が漏れてしまうことが増えた。今日教わった体操を続けていきたい」と話した。

 講師を務めた区健康推進課の保健師、川田みなもさんは「尿漏れや頻尿は、加齢や出産、肥満の影響を受けて尿道を支える筋肉がゆるむことで誰にも起きうる」と語る。

 尿に関するトラブルは年齢とともに増える。日本排尿機能学会の調べでは、60歳以上の78%が頻尿や尿漏れ、尿の勢いの衰え、残尿感など関連の悩みを抱えていた。

 主なトラブルのタイプには、せきやくしゃみをしたはずみで尿が漏れる腹圧性尿失禁、急に尿意を感じて我慢できない切迫性尿失禁、夜に1回以上トイレに起きて、生活に支障が出る夜間頻尿がある。過活動膀胱(ぼうこう)では、急に尿意をおぼえ、漏れたり頻尿になったりする。複数が組み合わさる場合もある。

 女性は男性に比べて尿道が短く、加齢や出産で膀胱や尿道を支える筋肉が伸びて弱くなることで起こりやすい。このため、腹圧性尿失禁や過活動膀胱になる人が多い。

 男性は前立腺が大きくなる前立腺肥大症によって尿道が圧迫され、尿が出にくくなったり、頻尿になったりする。前立腺肥大症の半数に過活動膀胱の症状があるとされる。

 尿の問題は様々な影響を生むと…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら