【動画】運航が始まった筏(いかだ)下りを楽しむ観光客たち=大森浩志郎撮影
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 全国唯一の飛び地の村・和歌山県北山村の「北山川観光筏(いかだ)下り」の今年の運航が3日に始まった。さっそく多くの観光客が激流を下り、渓谷の景色を楽しんだ。

 この日は開航式で安全祈願をした後、次々に筏が出発した。全長約30メートルの筏で北山川を下る約70分間の旅。「筏師」と呼ばれる地元の人たちが筏を操り、乗客たちは激流を通る度に歓声をあげたり、流れが穏やかな場所では景色に見とれたり。「こんなにぬれるとは思ってなかった」「毎回景色が違って楽しい」などと興奮気味に話していた。

 筏師を務めて8年目になる番家誠さん(34)は「今年も安全第一で運航したい。まだ乗ったことがない方もぜひ乗りに来てほしい」と話した。

 木材を運ぶ「筏流し」の伝統技術を受け継ぎ観光に生かそうと、1979年に始まった。今年で40年目になる。昨年3月にはその技術が県無形民俗文化財に選ばれ、同年7月には累計乗客数が20万人に達した。

 運航は9月末まで。予約は村観光センター(0735・49・2324)か、専用サイト(http://kankou.vill.kitayama.wakayama.jp/ikada/別ウインドウで開きます)。受け付けは道の駅おくとろで。(大森浩志郎)