愛媛県今治市の松山刑務所大井造船作業場から逃走したとして、単純逃走容疑で逮捕された平尾龍磨容疑者(27)が、潜伏先の広島県尾道市の向島(むかいしま)から本州側に泳いで渡った理由について、橋での検問がずっと続いていたためとの趣旨の供述をしていることが、愛媛県警への取材でわかった。
平尾容疑者が逃走したのは4月8日。この日に盗まれた車が向島で見つかったため、愛媛、広島両県警は島に潜伏しているとみて、橋やインターチェンジ、フェリー乗り場では、検問が終日続けられていた。
平尾容疑者は、潜んでいた空き家のテレビでこの状況を把握していたとみられている。県警に「検問が終わったら逃げようと思っていたが、いつまで経っても終わりそうにないので、泳いで逃げる決心をした」と説明。これまでの捜査に、同24日夜に泳いで本州側に渡ったと供述している。
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朝日新聞社会部