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 釜山地方検察庁などは3日、香港から韓国を経由して約2兆ウォン(約2千億円)相当の金塊を日本に密輸したとして、韓国人の男女13人を関税法違反で立件し、うち4人を起訴したと発表した。5千人以上の韓国人旅行客を運び屋として使っていたという。

 同庁などによれば、犯行グループは、2014年の消費税引き上げで日本での金価格が上昇したことに着目。摘発を避けるため、韓国の空港経由で、香港から日本まで金塊を密輸することを計画した。15年7月から16年12月まで、2兆ウォン相当の金の延べ棒4万本以上を密輸し、約400億ウォン(約40億円)の利益を上げたという。

 犯行グループは、日本の税関で怪しまれにくいように、恋人同士や家族連れの韓国人旅行客を「運び屋」として募集。空港の乗り換え区域にある免税店やトイレ、休憩室などで1人あたり5~6本の金の延べ棒を渡していた。受け渡した金の延べ棒は1日あたり平均200本以上にのぼった。

 韓国人旅行客の一部は、日本国内で関税法違反などの疑いで逮捕された。釜山地方検察庁などは今後、日本の捜査当局と情報を共有し、協力を依頼することも検討する。(ソウル=牧野愛博)

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