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 半世紀にわたりスペイン・バスク地方の分離独立を主張してテロを重ねてきた武装組織「バスク祖国と自由」(ETA)が3日、組織を完全に解体したという「最終声明」を出した。

 声明では、「ETAは政治的活動に終止符を打ち、今後、政治的立場を表明することもない」と明言。「今回の歴史的決断は、自由と平和に向けたプロセスがこれまでとは別の道のりを歩むためのものだ」とした。元メンバーは今後、個人として民主的にバスクの独立を求めていくとも記している。

 ETAは、スペイン北部からフランス南部に広がるバスク地方の独立を求める組織。1959年に結成され、68年からテロを始めた。政治家や警官、市民ら800人超の命を奪ったテロ組織だが、近年は当局による摘発強化で弱体化が進み、11年には武装闘争の最終的な停止を宣言。先月には地元紙に、これまでのテロの犠牲者に謝罪する声明を寄せ、解体は間近とみられていた。(パリ=疋田多揚)

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