長崎)歌手の加藤登紀子さんら、石木ダム現場を見学

福岡泰雄
[PR]

 県と佐世保市が川棚町で計画する石木ダムの道路工事現場を、歌手の加藤登紀子さんや前滋賀県知事嘉田由紀子さんらが5日、見学した。

 見学したのは2人のほか、京都大学名誉教授の今本博健さん(河川工学)、映像作家の鎌仲ひとみさん、映画監督の山田英治さん、八ツ場あしたの会事務局の渡辺洋子さん、詩人のアーサー・ビナードさん。ビナードさん以外は6日に町内である、石木ダムの問題を考える「ほたるの里から長崎をかえよう!! 千人の集い」に参加する。

 一行は地元地権者らの案内で川棚川の河口などを見た後、ダム本体工事が始まると通行できなくなる県道の代わりになる道路の工事現場を見学。県が早朝や夜中に重機を入れたことや、工事現場で住民らが反対の座り込みをしていることなどの説明を受けた。

 見学後、水没予定の川原(こうばる)地区の広場で取材に応じた加藤さんは移転を拒んでいる地権者ら13世帯のことに触れ、「生き生きと生活していて、若い世代も育っている。負けないでほしい」とエールを送った。嘉田さんは「何十年もダムなしで済んだのに、なぜ建設の必要があるのか」と話した。(福岡泰雄)