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 英政府が2040年までにハイブリッド車(HV)の新車販売の禁止を検討していると、英紙フィナンシャル・タイムズなどが5日報じた。トヨタ自動車のプリウスなども対象に含まれる可能性があり、実現すれば日本の自動車メーカーの戦略にも影響を及ぼしそうだ。

 英政府は昨年7月、40年までにガソリン車とディーゼル車の新車販売を禁止する方針を発表。報道によると、禁止対象にHVも含める案が検討されている。政府内では、電気だけで少なくとも50マイル(約80キロ)走れる車のみ販売を認める案などが出ているという。

 ただ、運輸省の広報担当者はHVの販売禁止計画の報道を否定。フィナンシャル・タイムズによると、ゴブ環境相らがこの案を支持しているが、グレイリング運輸相は反対しているといい、閣僚間で意見がまとまっていない模様だ。

 報道された案が実現した場合、エンジンと電気モーターを併用するプリウスなど通常のHVは英国では売れなくなる見通し。外部から充電して走れるプラグインハイブリッド車(PHV)は認められる方向だが、トヨタが昨年売り出した「プリウスPHV」が電気だけで走れる距離は68・2キロで、電池性能を引き上げる必要に迫られそうだ。(ロンドン=寺西和男

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