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 大分市の日本天文学会会員、柏木周二さん(65)が今月5日早朝、土星の近くを月が通り過ぎる「天文ショー」をカメラに収めた。拡大して見ると、土星の輪もくっきり。神秘的なランデブーだ。

 柏木さんは同日未明、宮崎県延岡市の鏡山山頂で、デジタルカメラを取り付けた口径25センチの反射望遠鏡を夜空へ向けた。輝く土星に月が忍び寄るように近づき、夜明け間近には月二つ半くらいの距離になった。

 「この時間は関東などでは夜明け。日の出が遅い九州だから見ることができました」。空気が澄んでいて風がなく、大気のゆらぎの影響を受けずにくっきり写すことができたという。

 国立天文台によると、土星は6月27日に地球に近づくといい、観測条件が良くなっている。今月9日には木星、7月31日には火星も地球に接近し、天文ショーが楽しめそうだという。(矢鳴秀樹)