[PR]

高見三明さん(1946年生まれ)【下】

 胎内被爆者でカトリック長崎大司教の高見三明(たかみみつあき)さん(72)=長崎市=は1946年3月に生まれた。当時は戦後の食糧難の時代。姉の代枝子さんによると、母のチクさんは栄養失調気味で、お乳がうまく出なかった。幼い高見さんは食事が足りなかったのか、夜泣きがひどかったといい、昼夜問わずに高見さんをあやしていたチクさんは、睡眠不足で頭痛に悩まされていたという。普段は弱音を吐かない母も、「元気に育つかな」と、代枝子さんに心配を漏らしていたそうだ。

ナガサキノートとは…
「ナガサキノート」は、朝日新聞長崎県内版で2008年8月に始まり、2017年1月に連載3000回を超えました。被爆者一人ひとりの人生を、1日に400字ほどの小さな記事で数回から十数回積み重ねて描きます。毎日休むことなく載せ、今も載らない日はありません。デジタル版ではシリーズごとにまとめてお届けします。

 母の心配をよそに、高見さんは、すくすくと育った。

 高見さんの父、勝代さんは熱心なカトリックの信徒だったので、高見さんは幼いころから毎朝、父に起こされると、一家そろって自宅の祭壇でお祈りをしたり、歩いて5分ほどの丘の上にある木場教会でミサに参加したりした。どれだけ寝ていたくても、父に起こされた。「正直なところ、当時はいやでしたね。けれど結果的には、よかったと思っています」と高見さんは振り返る。

 熱心さの裏返しだったのか、勝…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら