[PR]

堺市堺区「よし井」 葭井健一(よしいけんいち)さん(73)、恵子(けいこ)さん、保行(やすゆき)さん(38)

 堺でせいろ蕎麦(そば)と言えば、熱い麺を熱いつゆで食べる“熱盛り”が定番だ。

 「茹(ゆ)でてすぐのかたい麺が好きな人もいますよってにね」。常連の加減を知りつくした葭井健一さんが店を創業したのは1971年。親せき筋であるせいろ蕎麦の老舗「ちく満」(堺市)で修業を重ね、のれん分けをして独立。そば粉に満遍なく水を染み込ませないと仕上がりにムラができるといい、「当時は手が荒れてね」と目を細めながら振り返る。

 妻・恵子さん、息子の保行さんと店に立つ。20歳の頃から本格的に働き始めたという保行さんは「気温や湿度で変わるから、毎日麺に触れないとわからない」と、朝7時からそばを打つ。

 大釜で麺を茹で、湯気が立ちの…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら

こんなニュースも