【動画】名人の指導を受けてかつお節作りに取り組む若者ら=阿久沢悦子撮影
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 かつお節作りの技術を若手に伝える焼津鰹節(かつおぶし)伝統技術研鑽(けんさん)会が8日、静岡県焼津市鰯ケ島の県水産技術研究所であった。水産加工会社で働く若者ら14人が名人の指導を受けながら、カツオをさばき、三枚におろして四つ割りにする「生切(なまぎり)」の作業に挑んだ。

 会は35年前に始まり、61回目。焼津港で水揚げされたカツオ92匹から368本のかつお節をつくる。湯で煮て、骨を抜き、木のせいろに入れて窯に乗せ、一度冷ましてからカツオのすり身を使って形を整える。一連の工程に約5時間半。この後、燻蒸(くんじょう)、乾燥、カビ付けを繰り返し、かつお節が完成する。研修生の平山裕希さん(20)は「包丁を使い慣れておらず、思い切りよく切れなかった。きれいな断面になるよう練習したい」と話した。(阿久沢悦子)