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 豊田市豊栄町1丁目にある豊田神明社の祝詞(のりと)殿の天井に、色鮮やかな絵馬42枚がお目見えした。神への供え物になる穀物や果物などが描かれ、13日に一般公開される。

 神明社の本殿は1988年完成。98年に創建10周年を記念して拝殿の天井に絵馬64枚が飾られた。今年は創建30周年にあたり、氏子やトヨタ自動車系企業らが協力し、新たに祝詞殿に奉納した。

 絵馬は1枚46センチ×47センチ。杉の板に金箔(きんぱく)が施され、12の干支(えと)と30の供え物が描かれている。供え物は、稲や大豆といった五穀に、柿やミカン、タイ、カモ、イノシシ、かがり火、塩水など。日本画家の後藤嘉寿美さん(61)が半年かけて描いた。宮司の神谷公也さん(85)は「みなさんのおかげで文化財の価値がある宝物ができた。後世へ守っていきたい」と話している。

 神明社は普段は無人で本殿内には入れないが、記念式典がある13日は午後1時半から午後4時まで公開する。この日は午前11時から270人が参加する稚児行列、午後2時から餅投げがある。6月以降は、月1回開かれる月次祭(つきなみさい)で見ることができる。(臼井昭仁)