ペットボトルが奏でる驚きの響き 日用品で音楽ユニット
中野龍三
【動画】ペットボトルを使った楽器「エアコーク」と、おけを使った弦楽器で演奏する音楽ユニット「kajii」=中野龍三撮影
茶わん、おけ、フライパン……。身の回りの日用品を楽器にして音楽を奏でるユニットが、名古屋を拠点に全国で活動している。このほど、ペットボトルを使った新しい楽器を創作。透き通った音を出す不思議な楽器だ。
自転車のホイールに取り付けられた24本の空のペットボトル。竹ひごでたたくと、「リーン」と金属をたたいたような音が響く。
「コカ・コーラの1・5リットル入りのペットボトル。この形でしかこの音が出ないんです」。音楽ユニット「kajii(カジー)」の「創」こと原創平さん(29)が説明する。様々な形のペットボトルを試し、たどり着いた。
楽器の名は「エアコーク」。メンバーの「クマーマ」こと熊谷将(すすむ)さん(33)と2人で約2カ月かけて作り上げた。
口に自転車のタイヤチューブのバルブが取り付けられたペットボトルに、空気入れで空気を入れる。その状態でたたくと、内圧によって澄んだ音が出るのだという。空気量が多いほど高い音が出せ、24本で2オクターブの音階を出すことが可能だ。
この原理を紹介していた海外…