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 関西クラシック界の春の風物詩といえば「4大オケ」。在阪の四つのオーケストラを1日で楽しむ公演だが、関西フィルハーモニー管弦楽団と日本センチュリー交響楽団、そして山形交響楽団(山響)が加わる「3オケ」の「豊中オーケストラフェスタ」が10日、大阪府豊中市で始まる。

 「4大オケ」との違いは、3日間でそれぞれのオケを楽しめるほか、ソリストが指揮者にもなり、タクトを振ることだ。

 日本を代表するチェリストで、近年は指揮活動もする鈴木秀美は日本センチュリー響と初共演。ベートーベンの交響曲第8番などを振る。「とても知的な演奏をする人。どうなるかが楽しみ」と首席チェロ奏者の北口大輔は言う。

 「共演のたびに発見がある」というのは、関西フィルのコンサートマスター岩谷祐之。音楽監督で名バイオリニストのオーギュスタン・デュメイとの深まる絆に注目だ。

 山響はホルンの名手ラデク・バボラークを起用。ドボルザークの交響曲第9番「新世界より」などを弾く。ソロ・コンサートマスターの高橋和貴は「デュメイも秀美さんもバボラークも憧れのソリストたち。ともに曲を作り上げる喜びがある」と話す。

 公演は、関西フィルが10日、日本センチュリー響は26日、山響は6月22日。いずれも豊中市立文化芸術センター(06・6864・5000)。(谷辺晃子)