[PR]

 ゴミ袋や物干しざおなど身近なものを使ったユニークな自撮り作品で知られる熊本市の写真家、西本喜美子さん。雑誌「通販生活」夏号のテレビコマーシャル(CM)に出演し、89歳でCMデビューを果たした。

 テーマは、平昌五輪で注目されたカーリング女子。CMの冒頭で登場するジャージー姿の「女子チーム」3人は、いずれも西本さんが扮している。氷に見立てたのは玄関の床で、ストーンはやかん。ストーンの動きを変えるために氷をこする「スイープ」に使うブラシは浴室用モップだ。

 腰をかがめてやかんを滑らせ、モップでスイープする様子を自撮りした。撮影やCG加工に励む姿も紹介されている。30秒のCMの最後は「もぐもぐタイム」さながらにイチゴをほおばり、流行語になった「そだねー」の言葉で決めた。

 カタログハウスの通販生活編集部、松尾洋輔さん(42)によると、起用の理由は「とにかく作品が面白いから」。同時に「自撮りをしながら自立して生活する元気な姿を、読者に見てもらいたい」という思いもあった。

 今月で90歳になる西本さんは「カーリングはかがむ姿勢が多いから、腰痛持ちの私でも無理なくできました」。

 夏号の表紙や巻頭特集も西本さんが採り上げられ、これまでの作品も掲載されている。カタログハウスのホームページで読者から自撮り作品を募集し、西本さんが選評する企画もスタートした。CMはテレビ朝日系列「報道ステーション」などで流れているほか、動画サイト「YouTube」でも公開している。(柴田菜々子)