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 岐阜市の金華山(329メートル)中腹で、岐阜城の石垣が新たに見つかった。岐阜市が9日、発表した。岐阜城は、山頂の天守とふもとの居館で構成されていると考えられてきたが、山全体が城の役割を果たしていた可能性があるという。

 市教育委員会は、今年1月から、これまで調べていなかった登山道から離れたエリアを調査。2月中旬、標高145~160メートル付近で新たな石垣を発見した。

 石垣に使われた石材の中には幅270センチ、高さ60センチの巨石もあった。過去に金華山でみつかった石の中では最大で、石垣の上には重要な施設があった可能性が高いという。今後、城の実態解明を目指し、石垣周辺の調査を進める。

 石垣は織田信長が入城した1567年ごろに築かれたとみられ、調査を指導する滋賀県立大の中井均教授(日本城郭史)は「山頂の天守と合わせ、ふもとから権力をみせつけるための施設だったのではないか」と指摘する。(山下周平)