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 名古屋市教育委員会は10日の市議会教育子ども委員会で、市立若宮商業高校(天白区)を存続させる方針を示した。名古屋市立としては初となる高等特別支援学校と併設する考えだ。

 この日の委員会で、市教委の担当者は「地域とのつながりや高等特別支援学校との併設の利点をいかした、新たな観点に基づく商業教育を展開できる」などと存続させる理由を説明した。新設する高等特別支援学校については今後、学級数などを検討するという。

 若宮商業を巡っては、市教委が昨年8月末、2022年3月末で閉校する方針を示していた。だが、河村たかし市長が「ゼロベースで相談」と撤回も含めた再検討を表明。有識者懇談会で議論を続け、今年2月には、高等特別支援学校との併設で存続させる案が支持されていた。

 若宮商業は1963年開校。総合ビジネス、情報ビジネス、会計ビジネスの3科があり、約700人の生徒が学ぶ。(佐藤剛志)

河村市長「廃校とんでもない」

 河村たかし名古屋市長は10日午前、若宮商業高校の存続について「同窓会に相談せずに廃校を決めるなんてとんでもない。ダメに決まっている」と中部空港で記者団に語った。市教委が昨年、一度は閉校する方針を決めたことについて、河村氏は「了解はしていない。職員が資料を持ってきた時に『同窓会に相談したか』と聞いたら、『大丈夫ですから』と言われた」と説明した。