[PR]

 イラン核合意からの離脱を決めたトランプ米大統領は9日、イランが核開発計画を再開すれば「非常に重大な結果を招くことになる」と強く牽制(けんせい)した。ホワイトハウスで記者団に語った。

 トランプ氏は「私はイランに対し、核計画を始めないよう非常に強く勧める」とした上で、「重大な結果を招く」と述べた。

 トランプ氏は8日、2015年に米英仏独中ロ6カ国とイランが結んだ核合意からの離脱を表明。核合意に伴って解除した対イラン制裁を全て復活させる大統領令に署名した。今後90日か180日の猶予期間を経て、すべての制裁が再発動される。

 ホワイトハウスのサンダース報道官は9日の会見で核合意関連以外の制裁にも言及。「早ければ来週にも追加制裁を科す準備をしている」と語った。

 サンダース氏は「米国はイランが核兵器を持たないように100%取り組む」とした上、「イランに最大限の圧力、巨大な制裁をかけ続ける」とした。

 イランと英仏独は米国抜きでの合意維持を模索している。米国が制裁を強化していけば、イランと取引をする外国企業に影響していくことから懸念が広がっている。(ワシントン=杉山正)