京都へ旅する目的は人それぞれ。今の若者たちは、レンタル着物を着て、京都の名所を歩いて自撮りとインスタ映えする物撮りをする!ことが主流のようです。(自撮り=自分で自分を撮影する・物撮り=モノを撮影する)

 目の前に古(いにしえ)から信仰されている仏様がおられることや庭園にひそかに込められた匠技、ましてや歴史背景、伝説などには、あまりご興味ない様子。「それで、いいのだろう」と最近は思います。

 20代のころから歴女の私が少々変わり者であって、さらに人生も折り返し。あの世へ近づいていますので、京都はより一層、私にとっては知的好奇心を揺さぶられるワンダーランドであります。

 今回は、そんな変わり者の私が、京都散策中に「何あれ? 何これ?」と、思わず“二度見、三度見”した体験を元に、京都の楽しい「へえ~」をご紹介します。

西陣にあるスゴイ壁

 初めての参拝のとき、「何これ? え~何? なんで!」と少し怖い感覚になったことを覚えています。

 それは西陣にある石像寺(釘抜地蔵)でのこと。釘抜地蔵と呼ばれるお地蔵様をまつる地蔵堂の壁面は、ぎっしりと絵馬が貼り付けられています。三方の壁、全てです。1枚1枚よくよく見れば板に八寸釘と釘抜きがはってあり、御礼、名前、年月が書いてあります。

 これは「御礼絵馬」といい、お地蔵様に願掛けをして、功徳を得られた方々が「ありがとう」の感謝を込め奉納した絵馬。お地蔵様の伝説にちなんで「釘と釘抜」。「釘抜き」→「苦を抜く」から病気の苦しみや手術の痛みなどを遠ざけたい、逃れたいと願う参拝者が後を絶たないお寺です。

 絵馬が敷き詰められた壁面、スゴイ存在感。

■世界遺産の境内に長~いひ…

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