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 山梨県北杜市明野町浅尾にある縄文時代の集落跡「梅之木遺跡」を市が約3ヘクタールの史跡公園として整備し、オープンした。復元された竪穴住居や、出土品を展示するガイダンス館などを見学できる。

 梅之木遺跡は約5千年前の縄文時代中期の環状集落跡で、広場を囲んで約150軒の竪穴住居が見つかっている。近くの川べりに設けられた調理場や、川に下りる道とみられる遺構もあった。2014年に国の史跡に指定されたほか、先月には同遺跡を含む縄文世界の「ストーリー」が日本遺産に認定された。

 復元住居の外観は直径約8メートル、高さ約2・5メートル。縄文時代の素材と技術にならって、クリやコナラなどの木材を石斧(おの)で加工し、天窓のある土屋根の住居を再現した。今後、公園内の別の竪穴住居を市民参加で復元する計画もある。

 ガイダンス館には遺跡の解説パネルや、発掘調査で出土した土器や石器などの資料が並んでいる。

 市教育委員会の担当者は「集落跡だけでなく、川沿いの施設や、そこに至る約70メートルの道も復元した。縄文時代の人々の暮らしを多面的にイメージしてもらえると思う」と話す。

 ガイダンス館の利用は無料。午前9時~午後5時。月曜休み(祝日のときは翌日休み)。問い合わせは市教委学術課(0551・42・1375)へ。(谷口哲雄)